幼稚園に入園して多くの子どもと接するようになる4歳~5歳の時期に、子どもの泣き癖にお悩みのお母さんは少なくありません。
このような場合、どう対処したら良いのでしょうか。
今回は4歳~5歳の子どもの泣き癖を抑える方法についてご紹介します。
子どもが泣いてしまう理由を理解することが大切
泣き癖のある子どもは、新しい環境や初めて会う人に対して、自分ではコントロールできない不安な気持ちを抱くことが多い傾向があります。
つまり不安な気持ちを和らげる手段として、無意識に泣いているのです。
このことから子どもの泣き癖を抑えることばかりを考えるのではなく、泣いてしまうほど不安な気持ちになっている子どもの気持ちを、親御さんが温かい気持ちで理解してあげることが大切なのです。
4歳~5歳の子どもの泣き癖を抑える方法とは?
・子どもの1番の味方になって安心させてあげることが大切
なかなか泣き癖が治らない子どもは、さまざまなことに対して感受性が強いことが1つの理由として考えられます。
感受性の強さは人の気持ちを深く理解するために必要な要素なので、そのような性質を否定しないことが大切です。
感受性が豊かであることは大切な個性ですから、その要素を生かしつつ「子どもの1番の味方」になって、不安定になりやすい気持ちを安心させてあげることが大切です。
子どもにどのようなことを不安に思うのか優しく聞いてあげるようにして、ひとつずつ不安を取り除いていけば、泣かずにはいられなくなる気持ちを少しずつ安定させることができるでしょう。
その積み重ねは、結果的に泣き癖を抑えることにつながります。
・初めての経験は楽しいものだということを教える
初めての場所や初めて会う人に対して、大人ですら緊張してしまうことがあります。
それが子どもであれば大人以上に緊張して、泣き癖が出てしまうこともあるでしょう。
このような場合、日頃から「初めての経験は楽しいものだ」ということを教えてあげることが大切です。
例えば町内の子供会のイベントに親子で参加してみたり、知らない人がたくさん集まる子供向けの楽しいイベントに参加してみるなど、日常の中でさまざまな「初めての経験」を積み重ねることで、子どもを知らない場所や人に慣れさせると良いでしょう。
そうすることで初めての事柄に対する免疫がついていくため、自然と泣き癖を抑えることになります。
・好きなことを通して多くの人と触れ合う機会を持つ
どんな子どもでも、何かひとつは夢中になれる好きなことがあるものです。
泣き癖を和らげる方法として、お子様の好きなことを通して多くの人と触れ合う機会を持つのも効果的です。
例えば絵を描くことが好きであれば、親子で参加できるお絵描き教室に参加したり、サッカーが好きならサッカー教室に通って、新しいお友達と交流してみるのも良いでしょう。
好きなことに集中している時、子どもの泣き癖が出ないことがあります。
このような環境下で、お家以外の知らない場所でもリラックスして過ごすことができるようになれば、泣き癖を抑えることができるでしょう。
泣き癖のある子どもと向き合うのは、確かにエネルギーが必要かもしれません。
子どもの気持ちを温かく見守り、今回ご紹介したような内容を取り入れていくことで少しずつ泣き癖を抑えることができることでしょう。