子どもの成長には栄養バランスのとれた食事や睡眠、適度な運動が大切と考えられていますが「それだけで本当に大きくなるの?」と不安な方もいらっしゃると思います。
そこで本日は、弊社アドバイザーの北田先生からお伺いした身長のメカニズムとエクササイズについてお送りします。
■成長を左右する骨端線(こったんせん)について理解しましょう
骨端線とは「すべての骨と骨の間にある隙間」のことを指し、この隙間で細胞分裂が起こることによって人は成長します。つまり、骨端線の成長=身長の伸びと言い換えることができます。
この骨端線は子どものうちしか存在せず、大人になると閉じてしまいます。北田先生の話では、子どもの成長を促すにはこの骨端線があいている期間が長くなるような外的アプローチが有効とのことでした。
■骨端線閉鎖を遅らせるためにやるべきこと
一般的な成長期(中〜高校生)を終えると骨端線は閉鎖していますが、日頃からのエクササイズで閉鎖は遅らせることが可能です。
例えば、北田先生がおすすめしていたのは「鉄棒ぶら下がり」。鉄棒にぶら下がったときは重力によって骨端線が開く働きかけが期待できますから、単純な方法ですが効果的とのことでした。
バレーボールやバスケットボールなどの運動をしている子どもの身長が高いというのは、もしかしたらこの骨端線への働きかけが影響しているのかもしれません。
身長の伸びと骨端線については密接な関係がありますから、子どもの身長を伸ばしてあげたいとお考えの親御さんは、それとなく鉄棒もしくはぶら下がり器具などをお子様に勧めてみてはいかがでしょうか?