子供の成長を促すために必要な成長ホルモン。
しっかりと分泌させてしっかりと成長させてあげたい、と考えるのが親の気持ちです。
この成長ホルモンを効果的に分泌させるには、3つのポイントがあります。
一体、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
運動することで成長を促す!
子供が心身ともに成長することは、バランスの良い食事や質の良い睡眠をとることは不可欠です。
さらにこれらに加えて、適度に体を動かすことも重要視されています。
運動をすることで体全体の血流が良くなり、全身にくまなく栄養を届けることができます。
全身に栄養が行き届くようになれば、骨や筋肉の成長もスムーズになり身長が伸びると考えられています。
まずは睡眠! 初めの3時間がカギ!
成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されることが分かっています。
しかし、ただたくさん寝れば良いというわけではありません。
人は眠りについてからの3時間で深い眠りに入ります。
このタイミングで成長ホルモンが大量に分泌されるといわれているため、入眠から3時間の睡眠の質を上げることが、効果的に成長ホルモンを分泌させるカギとなります。
寝る1時間前には食事や入浴を済ませるようにして、30分前にはテレビやスマートフォンなど脳を覚醒させるものに触れないようにすることがポイントです。
部屋の照明を少し落とし、絵本の読み聞かせをしたり一緒に読書をしたりして、心地良い時間を過ごせるようにしましょう。
栄養素をしっかり摂って分泌を活性化
成長ホルモンの分泌を促すには、食生活も大きなポイントとなります。
タンパク質は骨や筋肉の形成には欠かせない栄養素で、積極的に毎日の食事に取り入れるようにしてください。
タンパク質を作る20種のアミノ酸の中で、必須アミノ酸と呼ばれる9種のアミノ酸は特に重要です。
その中でもアルギニンは筋肉の強化や体内の活性化に加え、成長ホルモンの分泌を活性化する働きがあるといわれています。
納豆や高野豆腐、エビや卵などに多く含まれているので、うまく食卓に取り入れましょう。
適度な運動も欠かせない!
体を健やかに成長させるためには、適度な運動をすることも大切です。
大人が成長ホルモンの分泌を活性化させるには、筋トレなどの無酸素運動と呼ばれるものが効果的ですが、子供の場合は幼児期であれば公園で遊ばせたり走り回らせたりするだけでも十分です。
小学生以上は定期的に体育の授業がありますが、友達と鬼ごっこをしたり鉄棒などの遊具で遊んだりすることも日常生活に取り入れるとより良いでしょう。
近頃は、スマートフォンやポータブルゲーム機を使った遊びに熱中して、スポーツをしない子供も増えてきています。
しかし、健康的に成長するうえではスポーツをすることは欠かせません。
時には親子で公園にいって一緒に遊ぶなどの工夫をしても良いでしょう。
親が手本になるつもりで、睡眠・栄養・運動に気を配った生活を送ってみるのもおすすめです。