雨が続く時期に知っておきたいジュニアアスリートの食事について

こんにちは。管理栄養士の佐藤彩香です。
蒸し暑い時期が続きますね。皆様いかがお過ごしでしょうか?

今回は梅雨の時期に知っておきたいジュニアアスリートの食事についてお伝えします。

ビタミンD不足に注意

梅雨の時期はなかなか晴れ間が見れず、日光に浴びる機会が減りますね。日光に浴びると、皮膚で合成されるビタミンDはどうしても不足しがちになります。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を助けることで丈夫な骨や歯を維持することは知られていますが、最近ではアスリートのパフォーマンスにも影響しているという研究成果が続々と報告されています。

そのため、皮膚合成がしにくいのであれば、食事からビタミンDを身体に入れることがとても大事になります。

ビタミンDが多い食品
サケ、マグロ、サバ、牛のレバー、チーズ、卵黄

ビタミンDの宝庫は、魚です。サケ、マグロ、サバといった脂肪性の魚はビタミンDの最良の供給源になります。

その他は、牛のレバー、チーズ、卵黄、キノコ類にも少量のビタミンDが含まれています。積極的に摂っていきましょう。

梅雨によりストレスが多くなる!?

梅雨になると、頭痛やだるさなどの体調不良に悩まされる方は珍しくありません。

子供たちも梅雨の時期は、疲労感や倦怠感や気分のムラなどを感じている可能性があります。これは、自律神経を刺激する天候の変化があることが大きな要因と考えられます。

クーラーなどを使うことにより身体が冷える時間が増える、外と室内の気温差によるストレスが多いなどが理由の一つです。

そのため、こういった身体のストレスをケアしていく必要があります。では食事で出来るアプローチ方法を見ていきましょう。


①朝にしっかりたんぱく質を摂ること。

朝にしっかりたんぱく質食品(肉や魚や卵、大豆製品や乳製品)を摂ることで、トリプトファンというアミノ酸を摂ることができます。そのトリプトファンが、昼にセロトニン分泌を促進してくれます。

セロトニンは、精神の安定に大きく影響を与える働きをしています。このため、セロトニンが不足すると精神のバランスが崩れる原因ともなります。

セロトニンの分泌には日光を浴びることや運動が関係していると言われていますが、梅雨の時期はなかなか難しいと思いますので、食品でより意識をしていきましょう。

朝に菓子パンだけなどとならないように、卵料理や乳製品など朝からでも食べることができるものを見つけていきましょう。


②おやつが甘いものばかりになっていないか

砂糖が主に入っている甘いドリンクやお菓子などは、血糖値スパイク(血糖値の急上昇、急降下)を起こしがちになります。

頻繁に血糖値スパイクを起こすと、身体は冷えやすなり、ストレスを感じやすくなります。また肥満にもなりやすくいいことがありません。ゼロにするのではなく、頻度や量、種類を考えていけるといいですね!

わたしがおすすめのおやつは、果物やヨーグルトやおせんべいなどがおすすめです。うまくおやつは考えていきましょう!


③活性酸素の除去

ストレスは活性酸素のもと。活性酸素はしっかり取っていきましょう。緑黄色野菜や果物やナッツ類やハーブ(ルイボス、ローズヒップなど)をぜひ取り入れていきましょう。


このように気温や湿度の変化が著しいため、体温調節がしにくく、交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできなくなり、自律神経が乱れてしまうのが梅雨の特徴です。

今だからこそ取り組んで頂きたい内容ですのでぜひ意識をしてみてくださいね。
トータルアップやジュニサプには成長に欠かせないアミノ酸類やビタミン、ミネラルも豊富に入っているので、特にスポーツをしている子は朝食後にも摂取するとより良いです!

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