ただしっかり継続することで私がサポートしている選手の中には、花粉症の症状が緩和されて薬を飲まなくなった選手もいます。
やはり継続は力なりですね。それでは方法をお伝えします。
腸内環境を整える
花粉症をはじめとするインフルエンザ、アトピー性皮膚炎などの不調が起こるのは腸内環境が影響していると言われています。そのため、腸内環境を整えていくことが大切になります。
腸内環境を整えるには、発酵食品と食物繊維です。
ヨーグルトやお漬物や味噌やキムチなどの発酵食品と、野菜やきのこや海藻類などの食物繊維が多く入っている食品を毎日取り入れていきましょう!
粘膜を強化していく
大切なこととして、花粉を身体に入れないこと。目鼻の粘膜を強化することです。粘膜が何からできているかというと、コラーゲンです。そのためコラーゲン生成をしっかり食事でサポートしていきましょう。
コラーゲンは、タンパク質、鉄、ビタミンCを材料に、体内でつくられています。これらはアスリートにとって失われやすい栄養素たちですので、しっかり摂っていきましょう。
◆タンパク質→肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
◆鉄分→赤身の肉(レバー・砂肝など)や魚(鮪、鰹など)やあさりやしじみやひじきやほうれん草や小松菜など
◆ビタミンC→野菜や果物やイモ類など
油の質を整える
油には様々な種類があります。ここでお勧めしたいのが、オメガ3脂肪酸。DHAやEPA、α-リノレン酸といったオメガ3脂肪酸の食事摂取が、アレルギー性結膜炎(花粉症)を改善させるというデータも出ています。
食品でいうと、青魚(鯖、秋刀魚、鰯、鯵)やサーモンや、ナッツ類や、亜麻仁油やえごま油などが挙げられます。ただオメガ3は酸化しやすい油のため、加熱するのはNG。だからこそ摂れていない選手が非常に多いと言われています。
この油を意識するだけでアレルギー性結膜炎(花粉症)の緩和だけでなく、血液の巡りが良くなりますので、身体の循環も良くなり疲労回復のスピードも上がりやすくなります。アスリートにとっては嬉しいですね。
魚もお刺身として食べて、亜麻仁油やえごま油も加熱油ではなく、サラダにかけたりして、そのまま召し上がることが大切です。
ストレス対抗に必須、ビタミンA・C・E
花粉症が増えている要因のひとつとして、ストレスによる免疫機能の低下があると言われています。また、ストレスによって作られる活性酸素がかゆみを増やすとも言われています。
この活性酸素の発生をおさえる働きがあると言われているのが、ビタミンA、C、Eです。緑黄色野菜や果物やナッツ類やアボカドなどがお勧めです!色鮮やかな食事を心がけていきましょう。
ぜひ継続して、身体の体質改善を狙いましょう。
花粉症の辛い時期になりましたね。この食べ物を食べればOK!という魔法の食べ物があればいいのですが、現状はなく、食事で出来ることは「体質を改善」し花粉症の症状を和らげることです。