その中でジュニアアスリートからのお悩み相談で多いのが、「身長」についてです。
身長を伸ばしたい!そう思っている選手も多いのではないでしょうか。
今回は身長を伸ばしたいジュニアアスリートに向けたメッセージです。
焦らないで!成長のピークには個人差があることを知る。
身長は、常に一定のスピードで伸びるわけではなく、ピークというものがあります。一番最初のピークは、生まれたばかりの赤ちゃん。その次に小児期。最後に来るのが、思春期です。思春期の年齢になると、成長する速度が急速に速くなります。
速度がピークに達する年齢は、男子が14歳、女子が12歳です。ピークを過ぎると、速度はゆるやかになり、身長の伸びが止まります。またこの平均的なピークはありますが、これよりも早く来る方と遅く来る方がいます。
皆様も、中学生の時は身長がそこまで大きくなかった選手が高校生になるととても大きくなっている!そんな方を見たことないですか?そういった選手は私の周りでも多くいます、ですので、「今頑張っているのに伸びないからもういい!」と諦めるのではなくて、できることを着実にやってもらいたい他ないなと思っています。
日頃からチェックしたいこと
画像:厚生労働省
日頃から成長曲線はチェックするようにしてください。成長曲線を参照し今の年齢に対して平均的に成長しているのかを確認しましょう。
大きくずれている場合は、身長に関係する何を見直す必要性があるのか?と考えてください。
もし大きく下回っている場合は、一度医療機関に相談していただくと良いかと思います。成長障害かどうかを判断するには医師による検査が必要です。治療法も原因により違ってきますので、早く知った方がいいです。
身長に関わる要素を知る
身長に関わる要素は大きく分けて4つあります。
① 遺伝
② 運動習慣
③ 食事
④ 睡眠
この4つです。そして①はもうコントロールのしようがないので、②―④の後天的に自分が努力できる部分にフォーカスすべきなのです。
②の運動習慣はジュニアアスリートであればあると思いますので、課題となるのは③と④になります。③の食事の質、④の睡眠の質を意識できていますか?
トレーニングも上手くなるために目的や課題のために努力をするはずです。食事や睡眠も一緒で、ただ食べるだけ、ただ寝るだけではなく、その中身を意識しましょう。
では具体的にどんなことに気をつけたら良いの?
親御さんやジュニアスリートが意識してコントロールできるのはまず食事と睡眠かと思います。この2つの具体的な方法をPART2、3にてお伝えしますので、ぜひ今後の記事を楽しみにしておいてくださいね!