身長を伸ばしたい!そんなジュニアアスリートへ PART2

こんにちは。管理栄養士の佐藤彩香です。日々アスリートの食事のサポートを行っています。

前回シリーズ①で身長についての概要をお話ししました。

身長を伸ばしたい!そんなジュニアアスリートへ PART1

2022年4月8日

では今回は具体的にどんなことに気をつけたら良いのかです。今回は「食事」についてピックアップしてお伝えします。

エネルギーをしっかり摂れているのか

身長=カルシウム。そう思っている人も多いのではないでしょうか。

もちろんそれは正解です。骨をしっかり成長させていくためにはカルシウムは不可欠です。ただカルシウムも大事ですが、同じくらいにまず【エネルギー】が摂れているのかといった視点がすごく大切になります。

このエネルギーが摂れていないとしっかり成長することが難しくなります。エネルギーについては詳しくこちらの記事にて説明していますので、ぜひご覧ください。

ジュニアアスリート必見!しっかり必要なエネルギーは摂れている!?

2020年12月21日

やっぱり身長が伸びている選手は、エネルギーをしっかり摂るためにも朝からしっかり食べる習慣がある人が多いです。
またそれだけでなく、補食を練習がない時でも食べるなど常に体に成長に必要なエネルギーをしっかり摂っている印象があります。ぜひ意識して摂っていきましょう。

カルシウムとビタミンDをしっかり摂ること

次に骨の7割がカルシウムですのでしっかりカルシウムを摂っていくことです。
ただカルシウム=牛乳と思っている方。それだけではないです。またカルシウムというのは吸収がしづらいミネラルとなります。そのためカルシウムの吸収を助けてくれるような栄養素を摂っていくことが必要になります。

その栄養素がビタミンDです。ビタミンDは魚に多く含まれています。またカルシウムも魚に多く含まれていますね。そのため魚をしっかり食べていくことがポイントになります。
年々魚を食べる方が少なくなっているのでライバルに差をつけていくためにも肉ばかりでなく魚を食べていきましょう。

魚を焼くとなると、グリルを洗うことになりますし、骨が面倒など様々な点で避けがちになっている方は、缶詰方利用していきましょう。サバ缶やツナ缶やサンマ缶など様々な缶詰がでています。また小魚でも良いですね。しらすなどをご飯にかけたり、ほうれん草などの野菜のお浸しに混ぜてみたりしてもいいと思います。

ぜひ魚の頻度が少ない方は積極的に食べていきましょう。もちろん、乳製品もカルシウムは豊富に含まれていますので、うまく組み合わせていきましょう。

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たんぱく質をしっかり摂ること

たんぱく質は骨の約3割の構成要素になります。たんぱく質も大事な骨を作る要素のためしっかり摂っていきたいですね。

特に意識したいのが朝ごはんの時です。食パンだけ、菓子パンだけ、ふりかけご飯だけなどとなっていませんか?たんぱく質が多く含まれている肉や魚や卵や大豆製品や乳製品をしっかり3食に取り入れることを心がけましょう。

昼夜は摂れている人が多いのですが、どうしても時間に追われがちな朝が不足する選手が多いです。朝から肉や魚が難しい場合でも、卵や納豆やヨーグルトなら現実的にできると思いますので食べていきましょう。

亜鉛をしっかり摂ること

意外と知られていない亜鉛。亜鉛は成長ホルモンや性ホルモン等の発育に関するホルモンの産生や働きに関わっています。そのため亜鉛不足があると身長の伸びや体重の増加に障害が起こることがあります。

亜鉛が多く入っている食材として肉類、レバー、牡蠣などの貝類、海苔、高野豆腐、納豆、卵などに豊富です。たんぱく質食品を意識しながら、たまには貝類やレバーなどの内臓系も食べていくことができると亜鉛をしっかり摂れます。

以上4つのポイントをご紹介しました。ぜひこの4つのポイントを意識して食事をしてみてください!

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