トップアスリートに帯同した時の食事をご紹介 ~夕食編~

皆様こんにちは。管理栄養士の佐藤彩香です。

今回も先日1ヶ月ほどのアスリートの合宿帯同にいった際のメニューを公開いたします。
前回の「トップアスリートに帯同した時の食事をご紹介~朝食編~」に続き、
今回は「トップアスリートに帯同した時の食事をご紹介~夕食編~」をご紹介します。

ある日の夕食メニュー

~メニュー~
●ご飯
●味噌汁
●チャプチェ
●鮭とキノコのソテー
●彩野菜と豆のサラダ
●かぼちゃの煮物
●果物(オレンジ)
炭水化物

ご飯、オレンジなどの果物、かぼちゃ、チャプチェに入れた春雨などです。
春雨は麺類ですので、食べやすいおかずになります。
ここにお肉や野菜などを入れていくとおかずでも炭水化物を摂れるので、しっかりエネルギー源を確保したいジュニアアスリートにはおすすめです。

また雑穀米は、あわ、ひえなどの粒子の小さめの雑穀米を入れてビタミン・ミネラルアップしています。

たんぱく質

鮭、豚肉、彩豆、豆腐など動物性たんぱく質、植物性たんぱく質どちらもとれるようにしています。

鮭はカルシウムやビタミンDなどの栄養素も豊富に含まれていますので、ぜひ積極的に摂りたい食品です。

その他、野菜やキノコ類やわかめなどの海藻類など様々な食品で多くのビタミン、ミネラル、食物繊維をとれるようにしています。

AYAKA
主食、主菜、副菜などを揃えていくなど、基本的な考え方は変わりません。
そして練習後にしっかりこのメニューを食べることのできる力は大事になっていきます。

最後に!

やっぱり食べる選手は強いです。
そして強い選手は、食べる意味を理解して継続しています。最後はここにつきます。

トップアスリートは、今の自分の課題と食事をしっかりリンクして考えることができている方が多いです。

ただ漠然と「バランスの良い食事をする」という考えだと、中々続けるのが難しいですが、目的が明確であるからこそ食べ続けていくことが上手いのです。

例えば……

当たり負けしないように身体を大きくする必要がある
⇨身体を大きくするためのトレーニングを増やす⇨食事は3食+補食でしっかりエネルギーを補給する


疲れると食欲がなくなる
⇨食べることができないと体重が減ってしまう⇨何だったら食べられるのかを考えて、練習の時から食べることに挑戦してみる

こんな感じです。

自分の課題と食事をリンクさせて考えることが食事を継続していくためには大事ですので、ただやみくもに取り組むのではなく、「なぜ」取り組むのかを考えていきましょう。

以上、夕食編となります。前回の朝食編とともに参考にしてみてくださいね!

トップアスリートに帯同した時の食事をご紹介~朝食編~

2022年11月17日
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