ここからスポーツを少しずつ開始するチームや選手も増えているのではないかと思います。
これからは、コロナウイルスと共に生きていく時代になります。今までとは違う環境がこれから待っています。
だからこそ、まずは自分を守り、仲間を守り、そして大好きなスポーツができる環境を守るために、今まで以上に自分の身体を作る食事や睡眠など練習以外のことに目を向けていくことが大事になりますね。
今回は、自粛解除からスポーツを再開するジュニアアスリートに最低限知っておいてほしいことをまとめていきたいと思います。
運動する前に必ず確認すること
・平熱を超える発熱
・咳、のどの痛みなど風邪の症状
・だるさ、息苦しさ
・嗅覚や味覚の異常
・体が重く感じる、疲れやすい等
無理をしてしまうと取り返しのつかないことになりかねません。
熱中症の予防 !暑くなる日は要注意!
運動しない環境からいきなり6月の蒸し暑い時期に運動を開始するため、身体は順応するのに時間がかかります。まずはしっかり、休憩の確保、風通しの良い服装や着帽、屋内では空調の使用等を行いましょう。
マスクを着用したまま運動をすると、水分補給を忘れたり、体温が下がりにくかったりすることがあります。また運動強度が上がることがありますので、調整をしながら運動をしてください。
そしてなんといっても水分補給やミネラル補給が大事になります。運動中のこまめな水分・塩分の補給を心がけましょう。夏場は少し運動するだけでも大量の汗をかきます。そのため水分だけでなく、ミネラルも摂れるスポーツドリンクをうまく使用していきましょう。
また運動中はもちろんですが、運動前にどれだけ水分を摂れるかが大事です。朝練の場合は、起床して運動30分前までには250~500mlは水分をしっかり摂りましょう。
「おにぎりやパンなどのエネルギー源をとりあえず食べてきた!」そんな選手も少なくないので、しっかり起きたら水分をとる習慣化をつけてくださいね。
体重が増えている、身体が大きくなっている可能性がある
運動をしていなかった分、エネルギーが身体の成長に回されて、身体が大きくなっているジュニアアスリートが周りに結構います。あとはシンプルに脂肪量が増えてしまって、身体がぼてっとした感じなってしまったという選手もいました。皆さんはいかがでしょうか?
体格が短期間で大きく変わることは、ジュニアアスリートで身体を大きくしたい!と思っていた選手は嬉しいかもしれませんが、その身体で運動することに慣れてないので、身体の負担が大きい場合があります。
またぼてっとした感じがするといった選手は脂肪が増えて、筋肉量が減っている可能性もあります。自分の体格が変化しているなといった方は、いきなり今までと同じ強度の練習をすることは怪我を招いてしまう一つの要因となりますので、少しずつ身体を慣らしていきましょう。
指導者の方としっかり相談をして、身体の負担を減らしてくださいね。
夏バテ・食欲不振の心配
いきなり蒸し暑い環境で練習をしますので、選手からは、
「夏バテが心配・・・」
「食欲がなくなりそう・・」
そんな心配が早くも寄せられています。
こちらは奥が深いので、また次回のテーマでしっかり対策を書いていきますが、今できることは日々のリカバリーをしっかりして疲労の蓄積をしないことです。まだ夏場に比べると暑さは少ないので、この中で運動をしっかり身体に慣らしていくことと、3食はじめ、運動前後にしっかりエネルギー補給をすることです。
特に、補食をしっかり食べる習慣をジュニアアスリートはつけていってくださいね。暑さで食欲がない場合は、冷たいフルーツ(最近は凍らしてあるマンゴーやいちごやパイナップルなどもコンビニで売っています)などを使用してみてください。冷たく、甘さがあればジュニアアスリートでも食べやすいかと思います。
また身体を作るたんぱく質を入れてもいいですね。私は乳製品が手軽でお勧めです。ギリシャヨーグルトはたんぱく質含有量もしっかりしていてお勧めです。プレーンを買って、フルーツやはちみつなどで甘さを加えるのが1番お勧めです。
ジュニアアスリートはとにかくしっかりエネルギー源となる糖質と脂質と、身体を作るたんぱく質を摂ることがベースで大事です。ここを徹底していきましょう。
6月になり、新型コロナウイルスからの自粛が少しずつ緩和されてきましたね。