静かに溜まる内臓疲労の怖さとは…?内臓疲労を和らげる4つの対策

AYAKA
こんにちは!管理栄養士の佐藤彩香です。
6月も後半に差しかかり、暑い日が続く時期が近づいてきました。

この時期によくありがちなのが「練習を頑張りすぎて食欲がない」という選手。

私も学生時代に水泳をやっていたので経験がありますが、練習後、筋肉が張ったり痛みがあると身体の疲れを感じることができますね。しかし内臓の疲労を感じるのは難しく、食欲がない状態になってから気づく場合が多いかと思います。

中には食欲がなくても、内臓が疲れていることに気づけない選手もいたりします。この「内臓疲労」、実はとても厄介です。筋肉疲労などの「見える疲労」だけでなく、内臓の「見えない疲労」もしっかりと考えていきましょう!

そもそも内臓って疲れるの?

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内臓は食べ物を消化する為に常に働いています。私たちは日々食事を摂りますね。その為、他の臓器よりも疲れが溜まりやすいのです。

アスリートであれば食事の回数も多くなるので、その分内臓は動き続けないといけません。

また、試合前の緊張やプレッシャーなどが原因で起きる『胃酸の過剰分泌』や『腸への血流低下』なども内臓疲労に繋がります。過度な運動は内臓にとても負担をかけてしまうのです。

だからこそ、頑張り続けるアスリートはしっかり内臓のケアをしていく必要があります。

では、内臓ケアとはどんなことを心がけたほうがよいのか…?

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内臓疲労を溜めない為にはどうしたら良いのか、必要なポイントをまとめていきましょう!
①身体に負担となってしまうものはなるべく控えて

内臓が疲れている時は身体に負担のかかる食べ物は控えるのがベストです。例えば揚げ物や、スナック菓子、ジャンクフードなどは『質の悪い油』が使用されており、内臓に悪影響を及ぼす可能性がるので控えましょう。

質の悪い油は消化や分解をする際に多くのエネルギーを必要とする為、身体にとって大きな負担になります。

運動で疲れているのであれば、こういった負担となる食品は避けていきましょう。また味が濃すぎるものもあまりよくないです。塩辛い味付けをよく好む方は気を付けてくださいね。

②食べる時間に気を付けて

やはり夜遅くの食事はお勧めできません。

練習で帰宅が遅くなってしまうなど、どうしても食事の時間がずらせない場合は練習後に食べておいて、帰宅後の夜ご飯を胃腸に負担の少ない物で軽く済ませるなどで調整しましょう。また、就寝前に食べすぎてしまうと寝ている間も消化をするために内臓は働き続けてしまいます。

これらが原因で翌朝起きても疲労が取れておらず、食欲もないという現象に繋がってきます。これが内臓疲労です。夜遅い時間に沢山食べている選手は出来るだけ早めに食事を済ませる努力をしていきましょう。

③内臓を冷やさないで

これから更に気温も上がり暑くなる季節。夏に内臓が冷えるなんてことあるの?と思う方も多いかもしれませんが、実は夏場こそ冷えやすいのです。

暑い中練習をし、汗を沢山かいたままクーラーの効いた部屋でずっと過ごしていませんか?
こういった寒暖の差が内臓の冷えに繋がります。室内のクーラーの温度管理には気を付けましょう。

また、冷たいジュースやアイスの食べ過ぎは冷えの原因となります。暑いからと言って冷たいものばかり食べず、夜に温かい汁物なども摂ることを心がけ、しっかりと内側から温めていきましょう。

④腹八分目

1回の食事で満腹まで食べるのではなく、心地のよい腹八分目を心がけましょう。

練習や試合で沢山エネルギーを消耗した日はしっかりと食べて欲しいところですが、1回の食事で詰め込もうとするのは良くありません。
3食や補食等で分けて摂れると内臓疲労も溜まりにくいです。

腹八分目を心がけてからすごく身体の調子が良い!といった選手も多いです。

AYAKA
以上4つのポイントをお伝えしました。私の経験上、内臓の「見えない疲労」が自分で認識できる選手は強いと感じます。まずは、この4つのポイントに気を付けて内臓疲労を意識して過ごしましょう!

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